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残業の時はどう変わる?給与形態別の違いを解説!
お仕事をしていると、避けられない「残業」。でも、給与形態によって残業代の計算方法や支払い方が異なるのをご存じですか?
例えば、「時給」なら働いた時間がそのまま反映されるけれど、「月給」だと残業代が一定の条件で追加される仕組み。これを知らないと、「せっかく頑張って働いたのに想像以上に稼げなかった…」「実は損していた!」なんてことも起こり得ます。
残業代をしっかりと理解して、自分に合った給与形態を選ぶのが大事。ここでは、時給・日給・月給、それぞれの残業に関するポイントを詳しく解説します!
【時給の場合】働いた分がしっかり反映される!
時給制の場合、残業をすれば働いた時間がそのまま給与に加算されます。さらに、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた場合には残業代が割増されるというルールがあります。
<残業代の計算例>
通常時給:1,200円
残業時給(25%割増):1,500円
残業2時間した場合:1,500円 × 2時間 = 3,000円
※注意点※
シフト制の場合、全体の勤務時間が法定内に収まると、割増なしの通常時給で計算されることもあるので注意!
求人票や労働契約書に「残業代支給」の記載があるか事前に確認するのがおすすめです。
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【日給の場合】1日の超過分が残業代に!
日給制の場合、1日の労働時間が契約内に収まらず、法定時間を超えた分が残業として扱われます。
<ポイント>
日給 ÷ 1日の労働時間で1時間あたりの賃金を計算し、そこから残業代を計算します。
例えば、日給10,000円で1日8時間勤務の場合、1時間あたりの給与は1,250円。この場合、残業時給は1,563円(1,250円 × 25%)になります。
※注意点※
契約内容によっては「みなし残業」が含まれている場合もあります。例えば「日給に2時間分の残業代を含む」と記載がある場合、2時間を超えた分だけが追加で支給されます。
労働時間が長くなると、実際の時給換算が下がることもあるため注意が必要です。
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【月給の場合】安定収入だけど残業代の内訳に注意!
月給制は毎月の給与が固定されている反面、残業代がどのように支払われるかが契約によって異なります。
ーみなし残業とは?
月給制でよくあるのが「みなし残業」。あらかじめ定められた時間分の残業代が月給に含まれている仕組みです。
<みなし残業の例>
月給25万円(みなし残業20時間分を含む)という場合、残業が20時間以内なら追加の支給はなし。
20時間を超えた場合は、その超過分の残業代が支給されます。
※注意点※
実際の労働時間に対して、みなし残業が不当に多い場合、結果的に割に合わないことも。
契約内容を確認し、基本給と残業代の内訳を把握することが重要です。
時給制の方:残業代がそのまま増えるため、忙しいシーズンには収入アップを狙いやすい。ただし、長時間働きすぎると体力面での負担も考慮が必要!
日給制の方:日給にみなし残業が含まれている場合は、その時間と実際の労働時間を比較し、無理のない範囲で働くのが大事です。
月給制の方:みなし残業の制度がある場合は、契約書で「何時間分の残業が含まれているのか」を明確にチェック。見直しも大切です。
残業を上手に活用することで、収入アップにもつなげられるので、給与形態や契約内容をきちんと理解して働きましょう!